『茨木のり子集 言の葉1』

日曜日。曇。
昼ちかくまで寝ていて起こされた(笑)。9時間くらい寝てしまったかな。

昼から県図書館。雪がしんしんと降っているので、寄り道せずに帰ってきた。外は 1℃。

基本が大事。凡夫一生修行。

某ブロガーとやらのブログエントリを読んで胸糞悪くなる。わかったようなことを言いやがって、何様なのだ。って本当に自分は未熟ですね。皆んなわかったようなことは言いたいのだ。自分もそうなのだろうが。

消滅への欲求。

茨木のり子集 言の葉1』読了。何でいまこういうのにぶつからないのかな。人間というものがいなくなってしまった。いや、きっと自分が知らないだけで、じつはそこら中にあるのかも知れない。僕はセンチメンタルな人間で、本書でも至るところで感動したが(ってそれは安っぽい言葉になってしまったが)、ネットを見ると腹を立ててばかりである。いや、ネットのことは無視しよう。本当に、どうしてこういうものがなくなってしまったのだろう。本物? そういう死語が使ってみたくなる。自分は何にも知らないのだが、よく知っている人よ、いま幼稚でない詩人というものはどこを探したらよいのかね。まったく何も知らなくて困る。自分は「現代詩」がすごく好きだ。それは現代の詩というものではないのである。まったく、何も知らない。(PM11:57)

茨木のり子集 言の葉?(全3巻) (ちくま文庫)

茨木のり子集 言の葉?(全3巻) (ちくま文庫)

茨木のり子はこわい姉御って感じ。ぼやぼやしていると蹴っ飛ばされそうである。本書は詩と散文、戯曲をまとめたアンソロジーであるが、やはり詩がいちばんいい。というか好きだ。基本的に固い言葉が好きな詩人だと思うが、仲間たちのきびしい批評もあってだろう、固い言葉がみずみずしい感性と幸福に結合している。それから「わたしが一番きれいだったとき」は有名な作品で、知っている人も多いと思うが、注文どおりやられました。作者にはあかんべーをされそうな読み方であるか。