晴。
モーツァルトの交響曲第三十六番 K.425 で、指揮はトン・コープマン、アムステルダム・バロック管弦楽団。古楽器オーケストラによるモーツァルトでも、ブリュッヘンの古典的なそれと比べるとコープマンのはかなり鋭角的。あと、音がちょっと濁っているというか、きたない感じがする。
ニコライ・メトネルのピアノ五重奏曲ハ長調。メトネルという作曲家はまったく知らない。20世紀前半のロシアの作曲家で、保守的なスラブ系ロマン派の音楽という感じである。でも、歴史に埋もれた曲を聴くというのはおもしろいのだよね。我々のほとんどは歴史に何も残さず埋もれてしまうわけだが、かようなことの不思議さというか当り前さを感じさせて興趣が尽きない。なお、メトネルに関する日本語版 Wikipedia の記述はかなり充実していて、別項として楽曲一覧のページまであるのがおもしろい。
#
冨田恭彦『ロック入門講義』読了。副題「イギリス経験論の原点」。
- 作者: 冨田恭彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/12/07
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
長谷川貴彦『イギリス現代史』読了。
- 作者: 長谷川貴彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る
自分の本の読み方はじつに勝手だね。他人の役には立たないな。