トーマス・マン『ファウスト博士(上)』

雨。

モーツァルトのピアノ協奏曲第二十二番 K.482 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテル、指揮はベンジャミン・ブリテン。1967/6/13 Live. 何だか(たぶん)ブリテン作の変な(笑)カデンツァがやたらと印象的。

長らく使ってきたはてなカウンターがサービスを終了するとのこと。はてなダイアリーアクセス解析が使えなくなる。なので他サービスに乗り換えなくてはいけないが、はてなダイアリーは script タグが使えないので、他の殆どのサービスが使えない。これははてなダイアリーで無料サポートしている Googleアナリティクスを使うしかないな。まあ、生ログが見られないだけで、Googleアナリティクスは大変に高機能だから、これにするかな。しかし、はてなダイアリーの有料サービスの意味がなくなってくるのですけれど。広告が入らないとか、そんなことしかなくなるな。
はてなダイアリーの新規開設も終了するのか。

何だかあまりいい気分でないので、早寝。21時に寝て 3時に起きる。
トーマス・マンファウスト博士(上)』読了。ちょっと面倒な小説を読んでみたかった。音楽好きとしてもおもしろい小説である。しかし、マンは呆れるほど教養主義的というか、ペダンティックだな。こういう小説はドイツにしかないような気もする。まったく会話がしちめんどくさい。なお、じつは主人公の音楽家アドリアン・レーヴァーキューンという名前の響きに魅せられて読んでみようと思ったのは内緒。何かカッコいいよね。でも、この翻訳だと昔ふうのレーヴェルキューンという表記なのである。これに関しては、ちょっと残念だった。

なるほど、この小説はアドルノが協力して書かれたのか。有名な事実らしいが。どうりで音楽の専門的な記述が手堅いのだな。いかにマンとはいえ、ちょっとすごいなと感じていたので。
続けて読む。