こともなし

日曜日。雨。
統合。モスバーガーのドライブスルーで昼食。PC遊び。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.12-1 で、ヴァイオリンはアンネ=ゾフィー・ムター、ピアノはランバート・オルキス。

僕は例の「森友学園」の騒動にはあまり興味がなく、ブログでも言及するつもりは元々なかったのだが、あるネット記事を見てどうも気になったのでそれだけリンクしておく。
財務省OBが見た、森友学園問題の本質と予測される「残念な展開」(髙橋 洋一) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)→(2ページ目の魚拓
この記事を書いた高橋洋一氏は財務省OB で経済政策に精通していると見做され、いまの日本の良質な知識人たちからリスペクトされている経済学者である。僕が気になったのは、高橋氏が財務省のもし本当なら非常に悪質であるというべき行為(それが実際になされたかどうかはいまだわかっていない)に関して、これを「財務局(財務省)の事務ミス」と言っていることである。僕に政治はよくわからないが、高橋氏が仰っているとおり(もし事実なら)「官僚には許されざる行為」を、「事務ミス」と言うのが「政治的に正しい」ふるまいというものなのだろうか。エリートたちのやることは、まったくバカな庶民にはわからないことばかりである。このようなことを言っている自分などは、高橋氏から見ればきっと愚民なのだろう。まあ事実そうなのであるが。高橋氏は、たぶん政治家や官僚の「ウソ」など、政治の本質ではないと思っておられるのだろうな。なるほどというものである。こうして何もかもウヤムヤになっていくわけか。
なお、この記事は最初田中秀臣先生のブログで知った筈で、田中先生はこの記事に強く賛同しておられたように記憶しているが、いまこの記事を書くためにリンクを調べようとしたら、それらしい記述は見当たらなかった。僕の勘違いか、田中先生が削除したのかはいまとなってはよくわからない。