C・ライト・ミルズ『社会学的想像力』

晴。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第三番 BWV1048(クイケン参照)。
C・ライト・ミルズ『社会学的想像力』読了。文庫版新訳。

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)

社会学的想像力 (ちくま学芸文庫)


mathnb さんの出題の中に「半径 3cm の円があり、円周上に点A がある。点A を中心に円を 30°回転させるとき、その円ともとの円の共通部分の面積を求めよ」というのがあって、リンク先を見てみると、何とこれ中学入試の問題なのですね。つまり、小学生の知識で解けるということです。これ、小学生の知識で解くのはかなりむずかしいですよ(高校生向けでもそんなに簡単ではないと思う)。かなり考えてまあ(小学生の知識で)解けたのだが、呆れました。よくこんな問題を作ったね。たぶん、特殊な訓練を受けてないとむずかしいと思う。というか、特殊な訓練なしでこれが解ける小学生なら、将来最難関大学へ入学させてやるくらいの価値があると思います。こういう訓練をして解いていく奴らって、じつは自分はあまり好きではない。まあ、勝手にすればいいですが。
で、高校生の宿題にしておきました(笑)。
しかしこれ、僕は全然いい問題だとは思わない。技巧臭がぷんぷんする。まあ、いい問題って何かというのはありますけれど。世の中には(凡人には)特殊な解き方を知らないと、どれだけ考えてもまず解けないという問題があって、こういうのは自分は好きではないですね。例えば
  
と a = b = c は同値なのだが、これは有名な式変形で、知らないとなかなか思いつかないと思う(知っていれば何てことない)。わかりますかね。僕はこれ、わからなくても全然恥でないと思うが、そんなことを言っていると試験ができないと言われれば、何ともしようがない。
でも、試験とかあるからややこしくなるので、数学には罪がないのだよね。愚問もまたよしではないか。