こともなし

日曜日。晴。
早起き。昨晩は夕ごはんを食べてそのまま寝ちゃったからな。


ハイドンのピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI-37 で、ピアノはグリゴリー・ソコロフ。この曲が聴きたくてリヒテルの演奏を探したがないみたいである。ので、ソコロフを聴いてみたのだが、自分はどうも苦手ですね。チェリビダッケが苦手なのと似ているかも知れない。えらい音楽家だとはわかってはいるのだが。この演奏でも、どうしてこんなにお化粧して出すのかなと思う。素のままで充分美しいし、その方がずっといいのに。どうも甘ったるいジュースでも飲まされたような気分だ。自分だけかも知れないが、これはハイドンではないと思う。いや、心の狭い自分であることで。


ベートーヴェン交響曲第九番 op.125 で、指揮はパーヴォ・ヤルヴィブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団。テンポは速め、どちらかというと軽量級のベートーヴェンかも知れない。ヤルヴィはまさしく全身全霊をかけて振っており、オケの集中力もすばらしく、本当に感動させられた。You Tube で結構否定のボタンを押している人が多いが、へーと思う。僕はこの曲は終楽章がちょっと長いなと思うことが多いのだが、この演奏ではまずそういうことは感じなかった。また、最初の三楽章と終楽章のギャップもあまり目立っていないと思う。これでパーヴォ・ヤルヴィブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン交響曲全曲演奏のすべてを You Tube で聴き終えたわけだが、聴いて本当によかったと思う。別に必聴であるというわけではないが、現代においてベートーヴェンを演奏する意義を確信させてくれた得難い企画だった。また、世評も高いと思われる。そのことは少し検索してもわかることだ。ああ、すばらしかったなあ。

20170820170851
キズナアイちゃんかあ。バーチャルユーチューバーとか、もうどうなっているのだろうね。そのうちあわれな KKNO をなぐさめてくれるカワイイ AI が登場して、KKNO もほっこりした時間をすごせるようになるにちがいない。もうほとんど実現しているか…。

まだ攻殻機動隊の世界まではいかないけれど、似たようなものだね。リアルが融解していく。

PC 遊び。