『西田幾多郎哲学論文集 I』再読

雨。梅雨が明けてから梅雨のような毎日だ。遠雷。


バッハのイギリス組曲第五番 BWV810 で、ピアノはアナトリー・ヴェデルニコフ。辛口。


ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十一番 op.53 で、ピアノはミハイル・プレトニョフ。いい演奏だということはわかるのだが、自分にはどうにも退屈だった。


池辺晋一郎交響曲第六番「個の座標の上で」(1993)。指揮は岩城宏之新日本フィルハーモニー交響楽団。池辺先生からは得るところがたくさんあるな。

昼から晴れる。

西田幾多郎哲学論文集 I』を再読。殆どわからないといえばそうなのだが、ほんの少しわかるところがおもしろすぎる。かくも深きところから思考が発してくる、そんなものはいまどき滅多にない。やはり明治はえらかったのか知らんと思う。それから思うが、意外と西田が現代日本語の文章を作り上げるのに貢献しているのではないか知らん。続きの巻も読もう。

夜、仕事。バケツをひっくり返したかのような土砂降り。
Haskell のお勉強。

内田樹のブログを読む。最近の内田樹を自分は評価しない、そのことを知っておられる方ももしかしたら居るかもしれない。そう、それでも読む。あいかわらずクラい。でも、そんなに悪くもない。ふーんと思う。売れなくなってなのか何なのか、大切なことも言っているようだ。安倍晋三がどんなに嫌いでも、彼をハグするべきだ。なるほど、そうであるべきかも知れない。万が一の可能性に賭けて、彼とコミュニケーションを取るべきであると。確かに正論である。キモいけれどね。

内田樹安倍晋三の共通点がある。どちらもよく口がまわる。おしゃべりだ。