こともなし

曇。
昨晩は知らぬ間に寝てしまって、起きたら午前三時半だった。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第一番BWV1046(シギスヴァルト・クイケン)。上品な演奏。

バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

シューマン:幻想小曲集 op.88(マルタ・アルゲリッチルノー・カピュソン、ゴーティエ・カピュソン)。レヴェルの高い演奏。それにしてもアルゲリッチの生き生きした弾きぶりには感嘆させられる。そんなにすごい曲というわけでもないが、チャーミングなことと言ったら。
ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ2009

ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ2009

ドビュッシー:ベルガマスク組曲、映像第一巻、喜びの島、その他アンコール(リヒテル参照)。1960/10/25 Live. 音質はヒドいものだし、しかも電車(地下鉄?)の通過音みたいなものまで入る、飛んでもない録音であるが、演奏もまた飛んでもない。リヒテルの様式感は抜群で、ベートーヴェンを弾いてもショパンを弾いても、またこのドビュッシーを弾いてもまったく違和感がない。これはクリアであまり「印象派」風でないドビュッシーだが、これもまた紛れもないドビュッシーであろう。ヒドい音質でありながらも、ピアノの音が非常に美しかったであろうことは窺われる。リヒテルドビュッシーを弾いた録音はあまりないと思われるから、これがとても貴重なものであることは確かだ。オール・ドビュッシーのアンコールも素晴らしい出来。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第二十四番 op.78、第二十八番 op.101 (アラウ)。どちらもベートーヴェンにはめずらしい感じの曲だが、何故か聴きたくなった。■シューマン:三つのロマンス op.94 (ポルタル、ルディ、参照)。いい曲。■フォーレ:レクイエム op.48 (フィリップ・ヘレヴェッヘ)。僕はこの曲はあまりよくわかっていないので、これがいい演奏なのかはわからないが、充分に堪能した。それにしても奇跡的な曲だと思う。かなり長い曲なのだが、聴いているとあっという間なのは、どことなくシューベルトと似ている気もする。
Requiem

Requiem

ハイドンピアノ三重奏曲ハ長調 Hob.XV-27(トリオ1790)。バッハとハイドンは必須科目。
昼から仕事。
夜はアーレントを読んでいたら寝てしまう。