広江克彦『趣味で量子力学』

晴。
おかしな夢を見る。サッカーをする夢。サッカーなど高校の体育の時間以来やっていないので、どういうことであろうか。ヘタクソで、殆ど試合にも出してもらえない控えという感じだった。ゴール付近でのシュートが苦手で、どうしたものかと一生懸命練習をしていた。変な夢である。
音楽を聴く。■バッハ:フランス組曲第一番 BWV812、第二番 BWV813 (アンジェラ・ヒューイット)。平凡な演奏であるが、不満はない。ヒューイットは正直言って大ピアニストではないと思うが、曲のよさはよくわかり、自分にはこれで充分である。繰り返しはすべて弾かれている。

French Suites

French Suites

モーツァルト交響曲第四十番 K.550(アーノンクール参照)。相変わらず音がきたないが、人間何にでも慣れるものである。既にそれほど気にならなくなってきた。この演奏はおもしろかった。そもそも僕はこの曲は甘ったるくて全然好きではないのだが、アーノンクールの非常に辛口なアプローチは、第三十九番に比べたら遙かに肯定できる。この曲で聴き手をイライラさせるとか、なかなかできることではない。しかし、どうしてもせわしない感じを受けてしまうところは、つまらないと思う。そしてまた、慣れるまではアーノンクールは大層インパクトがあるが、慣れたあとが少し問題ではないか。個性的なのではあるが、「で、なに?」という感じも多少受けてしまうのだ。なお、終楽章の演奏は割と保守的であろう。■シューマン:アベッグ変奏曲 op.1 (アラウ、参照)。これは素晴らしい演奏。この曲がシューマンの作品一にふさわしい、意欲的な傑作であることをしっかりと教えてくれる。ベートーヴェンともシューベルトともちがう、新しい音楽の誕生であることがよくわかる。まさしく名演。

昼から県営プール。酷暑。金華山沿いの長良川の上空を、なにやら猛禽類が旋回していた。トンビ?
だらだらとどうでもいいことをしていた。
広江克彦『趣味で量子力学』再読。昨日も書いたが、そのわかりやすさ、親切さに感嘆する。自分は著者ほど物理的読解力がないようだ。もう少し読解力を付けたいものである。本書は何より読んでおもしろい。いままでどれだけ量子力学を勉強してもわからなかった人にお勧めする。
趣味で量子力学

趣味で量子力学

宮澤淳一を読む。なかなか大変。