ナゴヤドームで野球観戦

日曜日。晴。夜雨。
音楽を聴く。■バッハ:ハープシコード協奏曲第七番 BWV1058(キプニス、マリナー、参照)。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十八番 K.456 (ペライア参照)。得るところが多い。しかし、この曲の終楽章、こんな部分があったっけ。よく覚えていない部分があるな。いずれにせよ、モーツァルトのピアノ協奏曲は皆んな名曲。■ベートーヴェン交響曲第六番 op.68 (ブリュッヘン参照)。速めのテンポの、引き締まった「田園 Pastoral」。まあ僕としてはもっとだらしがない(?)演奏の方が好みと云えばそうなのだが、これはこれで説得力がある。ブリュッヘンらしい古典的な演奏だ。ベートーヴェンは人間的な天才だなあと思う。結局、ベートーヴェン以降のクラシック音楽の隆盛は、ベートーヴェンの生み出したテンプレートの下で実現されるのだ。ロマン派音楽は、ベートーヴェンがいなかったらまったく別というか、むしろ殆ど存在しなかったろう。ワーグナーだって、シェーンベルクだってそうだ。


母が知人からプロ野球のチケットを頂いたので、不足分は購入して家族でナゴヤドームのデーゲームに行ってきました。なにせドームまで家から2時間はかかるので、昼前に出発。プレイボールの1時間ほど前に着いたわけだが、試合前のイベントを色いろやっていたり、こちらもビールやツマミを買ったりで、時間はすぐに過ぎました。野球に興味がない方には退屈だろうが、ちょっと書きますね。ドラゴンズの先発は肩に不安のある吉見で、スワローズは原樹理というよく知らない投手が先発でした。1回裏にドラゴンズがナニータのタイムリーで先制すると、3回にはナニータのホームランと堂上のラッキーっぽい2塁打で加点。吉見は失点は1に留めたが、かなり制球に苦しんでいた印象で、球数が多く、6回に限度の100球がきたので交代。7回にはビジエドの3ランが出てもう勝ったも同然、実際にそのまま 6-1 で押し切りました。いやー、めっちゃ楽しかった。テレビで見るような制球の細かいところまではわからないが、プロの球の速いことといったら、すごい。これはピッチャーの球も、打球も野手の送球もみなそう。ドラゴンズの大島が盗塁に失敗してしまったのだが、スワローズのキャッチャーの送球がまさしく矢のようだった。実際に見てみるとベース間は思ったよりずっと狭いので、こんなの絶対セーフになるだろうと思っても、送球が速いのだよなあ。
 じつはチケットはまだ来週も再来週の分もあるのだ。不足分は既に抜かりなく購入済なので、あと2回、また行ってきます。
 しかしねえ、ナゴヤドーム、お客さんが少ないなあ。今日なんて日曜日なのに。これは野球離れのせいもないとは云えないが、僕は端的にドラゴンズがここ数年弱いからだと思う。落合監督の下で常勝軍団だったときは、お客さんはちゃんと入っていたし、じつにウチの家族も年に一回は必ずドームへ行っていた。弱くなってからは行く気がしないですよ、そりゃあ。それこそ落合さんではないが、勝つことがいちばんのファンサービスなのである。仕事で疲れて帰ってきて、スポーツニュースで贔屓チームの勝利を反芻する楽しみは、わかって下さる方も多いのではないか。いや、凡夫は煩悩に塗れておりますなあ。前にも書いたけれど、これは庶民の本当に罪のない楽しみなのです。
 なお、上の画像は Wikipediaアーカイブから読み込んでいます。