I.M.ゲルファント他『座標法』/『無料で学べるプログラミングツール』

2016年春・初夏_17雨。のち曇。
脱文脈化ということ: 極東ブログ
たまたま今日の「極東ブログ」の記事を読んで感銘した。いまの日本で think different を表明することはなかなか容易ではない。finalvent さんのように、ブログでの有名人だと特に「誤解」されるし、わざわざ「誤解」されることを買って出ようというのであるから。単純素朴な人が多すぎるのである。それがいいことなのか悪いことなのか、よくわからないところもあるのだが、やはりまつもとゆきひろさんではないが「多様性は善」であろう。finalvent さんはそれとはまたちょっとちがうのであろうが。このところ氏には密かな、誰にも言わない使命感みたいなものを感じないでもない。
 それを悪い言葉で云えば、「バカを脱構築する」ということであろうか。たまたま元記事にはデリダの名前が出ているが、それはそういうことなのだろうと自分では解釈している。自分は finalvent さんとはまったくちがうタイプの人間で、もっと頭も悪いしいいかげんなのだが、やろうとしておられるところは見当がついて、感銘したので書いてみた。
 上記事のはてブコメント(参照)を見ていたら死んだ。はてブというのは知ったかぶり増幅装置だな。まあ自分には殆ど関係がないけれど。

昼から県営プール。帰りに富士屋精肉店
I.M.ゲルファント他『座標法』読了。坂本實訳。初学者向けのいい本。やさしめの高校数学というところであろうか。中学の数学ができれば読めると思う。4次元空間の話はなかなかおもしろかった。「4次元立方体」というものに限定しても、結構興味深いことが語れるのだな。4次元立方体の辺や面って、なかなかすぐにはイメージできないでしょう? 例えば4次元立方体の一頂点から、辺を通っていちばん遠い頂点まで行くのに、何本の辺を通るか即答できますか? またそのような「道」は何通りある?

ゲルファント やさしい数学入門 座標法 (ちくま学芸文庫)

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図書館から借りてきた、『無料で学べるプログラミングツール』読了。まあおもしろくないことはないのだけれど、10年以上前ではさすがに古すぎる。当然ながら Haskell とかないし、はて、どうして JavaScript がないのかな。日本語を用いた言語が多く紹介されているのはおもしろい。しかし基本的に Windows 環境(それも殆ど XP 以前)の話しかなく、Mac とか Linux とか眼中になし。
無料で学べるプログラミングツール (I・O BOOKS)

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