名古屋市美術館で「麗しきおもかげ」展

曇。
睡眠の後始末が超タイヘン。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第十六番 K.545(ピリス、参照)。いわゆる「やさしいソナタ」。ピリスを聴かないでどうするという気がするな。

昼から車で名古屋市美術館へ行ってくる。国道22号をずっと南へ、1時間15分で着いた(36.2km)。白川公園の駐車場に停めて歩く。曇り空なのがちょっと残念。展覧会は東京藝術大学コレクション「麗しきおもかげ」(参照)なんて名前がついているが、要は東京芸大の女性像のコレクションを見せるものだ。すべて日本の画家・彫刻家の作品で、明治以降ということだろう。まあ感想は書かなくてもいいと思う。画を観るのはいつもひさしぶりになってしまうので、「芸術鑑賞」なんてよりはただ画を観るのが楽しい。都会の美術館なので、岐阜県美術館と比べると客は若い人が多かった。「悲母観音」の前から動かない若い女の子がいて、へーという感じだった。僕はたぶん、どちらかといえば画はさっさと観ていく方だと思う。若い頃は一枚の前でじっくり観ることもあったが、次第に画を観るのは一瞬が勝負という気になってきた。まあそれが正しいのかどうかは知らない。洋画の方を主に堪能し、いつもながら日本画はわからんという感じだったが、大家ではなくて若い日本画家の作品はまだおもしろく観られる。観ているとよく知らない画家になかなかいいのが結構あって、日本の洋画もわるくないなあと思った。
 常設展は現代芸術が多く、以前から観てきたものがほとんどだった。でも、僕は常設展はどこでも好きである。まあ、アンゼルム・キーファー河原温あたりも、有名芸術家でなければどうでもいい作品ばかりだと勝手に思う。現代芸術は芸術家の名前が「大事」で、誰の作品かというのは大きい要素であるが、あんまり自分には関係のない話だ。それから、常設企画展で辰野登恵子という画家の画を何枚か観たが、これはかなりのものだと思う。もちろん、僕が知らないだけなのであろう。
 帰りは国道19号→国道41号と小牧の方を通って帰ってこようと思ったのだが、名古屋市内がバカみたいに渋滞していて、諦めて国道22号から帰ることにする。そしたらスイスイとスムーズに帰ってこられました。帰りは1時間32分、38.2kmでした。
2016年冬_72
2016年冬_74
それにしても、カーナビの到着予想時刻の的中ぶりはいったいどういうことか。いつもだいたい正確で驚いてしまう。

フーコーを読んでいたら寝てしまう。