ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』

晴。
音楽を聴く。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第三番 op.18-3(タカーチQ、参照)。■メンデルスゾーン:協奏的変奏曲 op.17、無言歌 op.109、歌の翼に op.34-2、Schiflied op.71-4、Suleika op.34-4、Die Liebende schreibt op.86-3、無言歌 op.62-1 (マイスキー、ティエンポ、参照)。マイスキー実力があるなあ。

昼過ぎ用事で大垣共立銀行を訪れたのだが、用事を終えたあとで行員が「手のひら認証」どうですかというので、いいですよと言って登録してきた。キャッシュカードや通帳がなくても、ATM の認証を手のひらの静脈パターンでやるというものである。災害時などに便利ですよということらしい。まあそんなことになったら大変だけれども、試みとしてはなかなかおもしろいですね。この大垣共立銀行というのは岐阜の銀行では大きいところなのだが、変(笑)というか色いろ意欲的なサービスをやっていて、愉快だと思う。

図書館から借りてきた、ばるぼら教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』読了。と云っても膨大な情報量なので、おもしろそうなところだけ丁寧に読んで、あとは斜め読みした。1984年の JUNET の誕生から、2004年までを扱う。自分が初めてインターネットに接したのは学生の時で、たぶん1995年頃ではないかと思う。大学で接したのだが、その時はあまり触れずに終った。それからかなり長いこと空白だったので、まったく同時代的でない。本格的にやり始めたのは、既に本書の出版以降なのである。しかし、本書はとてもおもしろかった。

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書



ってめっちゃ不思議なのですけれど。つまり、「P ならば Q」というのは、「P が間違っていれば必ず成り立つ」ということなのである。わかるかな。これが参考になる。

ある人が「この仕事が成功しなければ辞表を出す」と言ったとしよう。この言葉が嘘となるのは、仕事が失敗したにもかかわらず辞表を出さなかった場合のみである。仕事が失敗して辞表を出したならば約束を守ったのであるし、仕事が成功してかつ辞表を出さなかったならば、やはりその人は嘘を言わなかったことになる。仕事が成功したにもかかわらず(何か他の理由で)辞表を出した場合も、やはり嘘を言ったとはみなされないであろう。すなわち、先の宣言では仕事が成功した場合のことは何も言っていないのであるから、辞表を出そうが出すまいが本人の自由である。

ということなのだそうだ。納得。