入沢康夫『アルボラーダ』/松木敏彦『リー群入門』/田中久文『日本の哲学をよむ』

晴。
音楽を聴く。■シューマン交響曲第四番op.120(バーンスタインNYPO 1960)。■ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第一番op.26(アンネ=ゾフィー・ムターカラヤン 1980)。ブルッフはこの曲だけ超ポピュラーなのであるが、パッショネートでいい曲だよな。ムターは録音当時まだ一〇代後半で、それなのに既に一流ヴァイオリニストと云ってまったく差し支えないのだから、驚かされる。■■エルンスト・トッホ:弦楽三重奏曲op.63、アダージョ・エレジアコ(スペクトラム・コンサーツ・ベルリン)。トッホはもっと聴かれてもちっともおかしくない。ショスタコーヴィチが好きな人なら、おもしろく聴けるのではないか。これはシリアスでいい曲。

Toch: Violin/Cello Sonata

Toch: Violin/Cello Sonata


2015年冬_149県営プール。帰ってきたら、ウチのソメイヨシノが開花していた。
ダイソーでステップル等を買ってくる。新境川堤の桜は、まだほんのチラチラ咲いているだけだった。
図書館から借りてきた、入沢康夫『アルボラーダ』読了。詩集。入沢康夫はマイナー・ポエットだな。自分にはそれほどピンとこない。頭がいい人なのかな。でも、得るところがないわけではない。
アルボラーダ

アルボラーダ

図書館から借りてきた、松木敏彦『リー群入門』にざっと目を通す。まだ僕にはレヴェルが高いが、まずまずわかりやすいのではないか。これで何がしたいのか、まだよくわかったとは云えないが。
リー群入門 (日評数学選書)

リー群入門 (日評数学選書)

田中久文『日本の哲学をよむ』読了。なかなかおもしろかったし、要約力は大したものだと思うが、個人的なことだけれども、こういうわかりやすい解説書ばかり読んでいてはいけないね。このところ本格的な哲学的テクストに向かい合っていないような気がする。以前から例えば西田幾多郎は読み直してみたいのだが、なかなか実行に移していない。文庫のアンソロジーでいいから、読んでみないといけないな。