小澤征爾『おわらない音楽』/現代詩文庫『続・長田弘詩集』

日曜日。晴。
音楽を聴く。■バッハ:イギリス組曲第三番BWV808(ルセ、参照)。ルセいいな。■R・シュトラウス交響詩ドン・キホーテ」op.35(カラヤン、ピエール・フルニエ、ジュスト・カッポーネ1965)。カラヤンは全然簡単じゃない。カラヤンのR・シュトラウスは、もっと聴かないといけないな。

2015年冬_26昼から図書館。気づいたら延滞していたので、行ってくる。
いま読んでいる新書本に触発されたというわけでもないが、ちょっと近所のカフェ、喫茶店を廻ってみようかと思う。買い物ついでに、珈琲工房ひぐち北一色店に寄る。ここでは無料 Wi-Fi サービス FREESPOT が使えるらしいので、一度確認しておきたかったのだ。実際に行ってみると、簡単にネットに接続できた。まあ、今日はここでネット・サーフィンをするつもりはない。「ひぐち」はなかなかお洒落な喫茶店で、若い人を始め、結構混んでいた。コーヒー豆を売っているくらいで、コーヒーにこだわっており、今日は日替わりのホットコーヒーを飲む。銘柄はエチオピア・イルガチェフィ(イルガチェフェ?)ということで、スッキリとしたテイストであったが、自分には相当においしく感じられた。人気店なのもよくわかる。値段は430円。
樋の掃除。ウチには大きな檜が何本かあるので、定期的に樋を掃除してやらないと葉が詰ってしまうため。これで午後はつぶれる。


2015年冬_24


図書館から借りてきた、小澤征爾『おわらない音楽』読了。副題「私の履歴書」。世界的指揮者による、人生の回顧めいた本。ただ、この分量では、小澤征爾の生涯を回想するには足りないだろう。若い頃の話もあるが、本当に才能のある音楽家だったのだろう、困難があっても、とんとん拍子に話が進んでゆく。それにしても、出てくる音楽家のレヴェルがすごすぎる。カラヤンにもバーンスタインにも弟子として可愛がられたのは、この人くらいのものではないか。自分のことを云うと、僕は小澤征爾さんはまだいまひとつわかった気がしないのです。CD はそれなりに持っているのだが。世界レヴェルというのはわかるけれど、もっとこの指揮者は知りたいですね。だいたい、巨匠と云える指揮者は、もうこの人以外、どれくらい残っているのだろうか。

図書館から借りてきた、現代詩文庫『続・長田弘詩集』読了。何でこの人は、いつもこうエラそうなんだ?
続・長田弘詩集 (現代詩文庫)

続・長田弘詩集 (現代詩文庫)


本日付の「極東ブログ」のエントリーを読んでとても驚いた。まったく不真面目な奴らも居るものだと思ったが、自分は非難したい気はまったくおこらず、どこか倒錯的な優越感すら抱いたことを告白したい。同胞を殺されていきなり空爆に走るという選択肢もあろうが、クソコラを相手に送りつけるとは、外国人(西洋東洋を問わず)にはまったく理解不能な反応であろう(参照)。イスラム国側も驚いたのではないか。不真面目かもしれないが、ちょっと、「日本鬼子」なる別称に対して、同名の萌えキャラを作ってしまったオタクどもを思い出した。しかし、それはともかく、そうした一部のネット民は措いても、他の日本人一般もあきらかに落ち着いている。イスラム国側の思惑が外れたのは間違いあるまい。それで事態がどうなっていくかは、却ってわかりにくくなってしまったが。それにしても、日本人ながら、日本人は変な国民だと思う。もちろん「正義派」もたくさんいるが、自分はそういう人たちはちょっと苦手だ。本当に、日本人の馬鹿さ加減が、最良の選択を生み出さないとは云えない(もちろんその反対もあり得るわけだが)のである。彼らももちろん、同胞が殺されたことに関してふざけているわけではないのだと思う(たぶん…)。これは、日本政府の反応とはまったく関係のないことである。もし自分がテロで殺されたとしても、彼らのような対応があっても許すだろうと思っている。