ロバート・A・ダール『ポリアーキー』/村上龍&坂本龍一『21世紀のEV.Café』

雨のち曇。昼から晴れる。
音楽を聴く。■モーツァルト交響曲第二十番K.133(ベーム参照)。■ブラームス交響曲第一番op.68(カラヤン1963)。カラヤン得意の曲で、さすがの演奏。意外に抑制されていて、極めて好ましい。
図書館。

ロバート・A・ダール『ポリアーキー』読了。本書について自分が述べ得ることはないが、「ポリアーキー」に対立して使われている「抑圧体制」の原語が hegemony であることは、最初に断っておいた方がいいのではないか。余計な誤解を招きそうである。

ポリアーキー (岩波文庫)

ポリアーキー (岩波文庫)

図書館から借りてきた、村上龍坂本龍一『21世紀のEV.Café』読了。学生の頃、最初の『EV.Café』は愛読したものである。たぶん、今でも読めるのではないだろうか。本書はその続編として1998-1999年になされた鼎談を、昨年出版したものである。正直言って、さすがに古さを感じる(特にインターネット関連とか、ソニーの当時の隆盛だとか)。その時点からさらに、日本の事情の悪化は明らかに進んでいることも感じる(その間に、東日本大震災があった)。まあ、浅田彰さんをゲストに呼んだ回はおもしろかった。浅田さん、おもしろいんだからもっと露出してくれよと思う。また自民党塩崎恭久議員を呼んだ回も、浅田さんの回とはちがった意味で刺激的でないこともなかった。塩崎議員は、じつは坂本龍一氏の古い友人なのだそうである。しかしまあ、こうした本に対する感受性を、自分は失ってきているのかなと思う。どうも素直に楽しめなかった。言葉が空語に響く。そして、さほどラディカルにも思えない。僕は古くさいものが好きだし、僕自身も古くさいのだが、これは古くさくすらないようだ。じつは買おうか迷っていた本なのだが、図書館で充分だったと思う。
『森鴎外全集・136作品⇒1冊』

『森鴎外全集・136作品⇒1冊』

青空文庫のものを無料でひとつずつDLしてもいいのだが、ファイルの数が多くなってしまうので200円でまとめて買う。古典の再読は本当に楽しい。

このところ Perl ばかり使っていたので、JavaScript を使ったらファニー文字がなくて変な感じ(笑)。のっぺらぼうみたいに見える。重症だな(笑)。
はてなブログは script タグが使えるのはいいな。しょうもないものでも埋め込んでおく(参照)。「再生」をクリックすると、windows の効果音が鳴ります。下を参考にしました。
HTML5 audioタグ ブラウザ間の違い - とみぞーノート
※追記 iPad で鳴らなかったので、鳴るようにしました。(12/3)