コッパード『天来の美酒/消えちゃった』

晴。
依然「エヴァンゲリオン」ショックの中に居る。
音楽を聴く。■モーツァルト弦楽四重奏曲第二十二番K.589(ターリヒQ、参照)。■マーラー交響曲第七番(アバド参照)。これまでアバドが聴けていないことがわかってしまった。アバドはまだまともに聴かれていない。恐らくアバドのキモは、内部と外部ということに関係するはずだ。それから、仏教で意識の鏡を割るということを、ちょっと思い出した。しかしこの曲ですけれど、これまで好きかどうかはわからないものの、比較的よく聴いてきたのだが、この演奏を聴いて相当好きになった。やはり自分の好みのタイプだったわけだ。

Windows7 で、スリープ状態から勝手に電源が入る。ここが参考になる。
図書館から借りてきた、コッパード『天来の美酒/消えちゃった』読了。南條竹則訳。先日ちくま文庫でコッパードを読んだばかりで(参照)、なかなかおもしろかったので本書も読んでみた。どちらかと云えば、ちくま文庫版の方が幻想小説っぽいものが多いような印象である。双方でまったく短篇がかぶっていないので、後から出た本書の訳者が配慮したのであろうか。不思議な感覚を与える短篇が多く、結構気に入った。もっと誰か文庫本ででも出してくれないかな。

天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)

天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)


2014年晩秋・冬_6