イェンゼン/フロイト『グラディーヴァ/妄想と夢』

晴。
音楽を聴く。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第一番op.18-1(モザイクQ、参照)。いい演奏。■ラヴェル:ダフニスとクロエ〜組曲第二番(ヤニック・ネゼ=セガン)。初めて聴く曲と、指揮者。リズムが正確な印象。ラヴェルなのだから、もう少し色彩感があった方がいいような気がする。

Ravel: La Valse Mother Goose

Ravel: La Valse Mother Goose

シューベルト:ピアノ・ソナタ第十八番ト長調D.894(リヒテル1989Live、参照)。構成に難のあるこの曲を、リヒテルは一瞬の弛みもなく弾き切っている。年齢のことを考えれば超人的と云う他ないが、聴いているときはピアニストの年齢のことなどまったく思い浮かばない。陳腐な評だが、深い演奏だとしか云えない。

ヴィルヘルム・イェンゼン/ジークムント・フロイト『グラディーヴァ/妄想と夢』読了。種村季弘訳。これは贅沢な本だ。これらを種村の訳で読めるとは(訳者解説も、何という博覧強記!)。それにしても、フロイトってこんなに面白かったのか(今はラカンはともかく、フロイトに言及する人は少なくなったけれど)。久しぶりに読み返してみるかな。図書館で著作集を借りるか。
グラディーヴァ/妄想と夢 (平凡社ライブラリー)

グラディーヴァ/妄想と夢 (平凡社ライブラリー)


ようやく調子が戻ってきたような感じ。