複素数と調和関数

複素数 z = x + iy の正則関数 f(z) は、すべてラプラス方程式を満たしている。このような関数を、「調和関数」という。

正則関数 f(z) = u (x, y) + iv(x, y) は、コーシー=リーマンの関係式を満たす。すなわち
   
   
である。よって、
   
だから(途中で偏微分の順番を入れ替えた)、すなわち
   
である。まったく同様に、
   
これらは、u(x, y), v(x, y) がラプラス方程式を満たすことを示している。ラプラシアン
   
と置けば、
   
と書ける。