リーマン『幾何学の基礎をなす仮説について』

晴。えらい早起きしたな。
音楽を聴く。■シューマンクライスレリアーナop.16(内田光子)。立派な演奏だが、爽快感には乏しい。内田光子のピアノは、どうしても粘着質なんだよね。でも、聴き返さないとは云えないが。■リゲティ:ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲(1982)、木管五重奏のための10曲(1968)。現代音楽で、リゲティほどカッコいい作曲家はいない。と断言してしまったが、三重奏曲の第二楽章など、カッコよすぎるでしょう。ここでもエマールのピアノが切れ味鋭い。

リゲティ・エディション7 室内楽作品集

リゲティ・エディション7 室内楽作品集

ハイドン:「ロンドン」トリオ第三番Hob.IV-3、第四番Hob.IV-4〜第一楽章、ディヴェルティメント第二番、第六番(ランパル、スターン、ロストロポーヴィチ)。気持ちのいい演奏。■オネゲルクラリネットとピアノのためのソナチネH.42、二つのフルート、クラリネットとピアノのためのラプソディH.143、フルートのための牝山羊の踊りH.39、フルートとピアノのためのロマンスH.211。オネゲルは本当に自分と相性がいいな。何を聴いても新鮮。

図書館。
ベルンハルト・リーマン幾何学の基礎をなす仮説について』読了。菅原正巳訳。ワイルの解説と、ミンコフスキーの論文付き。しかし、ワイルの解説はとても簡潔なものなので、わかりにくい。訳者解説で補うといいと思う。メインのリーマンの論文は、どこか謎めいている。いわゆる「リーマン幾何学」に限ったものではないようだ。
幾何学の基礎をなす仮説について (ちくま学芸文庫)

幾何学の基礎をなす仮説について (ちくま学芸文庫)