羽海野チカ『3月のライオン9』/マンデリシュターム『詩集 石』/J・ヴェス、J・バガー『超対称性と超重力』

晴のち曇。
音楽を聴く。■ヴェルフル:弦楽四重奏曲ハ短調op.4-3, ト長調op.10-4, ハ長調op.10-1(モザイクSQ)。ヨーゼフ・ヴェルフル(Wikipedia)はモーツァルトベートーヴェンと同時代の作曲家で、ベートーヴェンのライヴァルと云われたこともあるようだ。今はほとんど忘れられていて、自分も初めて聴くが、聴いてみるとつまらないとは云えないから、おもしろいことだ。少なくとも自分は、充分楽しんだ。それに貢献しているのが、モザイク四重奏団の透明感のある優れた演奏である。モザイク四重奏団の録音というだけで、室内楽ファンは聴いてみてもよいのではないか。ここで聴く限り、ヴェルフルの作風はモーツァルトハイドンによく似ている、古典的なものだ。例えばBGMなどとしても、安心して聴けると思う。

ヴェルフル:弦楽四重奏曲 作品4&作品10

ヴェルフル:弦楽四重奏曲 作品4&作品10

■ツェムリンスキー:チェロとピアノのためのソナタ イ短調、チェロとピアノのための3つの小品(フモレスケ/歌/タランテラ)、クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 ニ短調ミュラー、ヒンターフーバー、オッテンザマー)。保守的な曲だが、クラリネット三重奏曲がいい。ブラームスの曲がもうひとつ書かれたかのようなそれ。ツェムリンスキーの曲は挑戦的なものが多いが、こうしたなめらかな曲も書くことができたのだ。
ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ 他

ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ 他

  • アーティスト: ツェムリンスキー,オトマール・ミュラー(Vc.),クリストファー・ヒンターフーバー(Pf.),エルンスト・オッテンザマー(Cl.)
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2008/06/11
  • メディア: CD
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散髪。カルコス。
BOOK OFF。8冊買う。養老孟司内田樹のような野蛮人の本は、105円であれば積極的に買うことにする。

羽海野チカ3月のライオン9』読了。いつもいいのだけれど、この巻は最近では特にいいと思う。家族の話もいいし、最後の名人戦のところもついジンときてしまった。次巻はいつ頃になるのだろうな。今から待ち遠しいくらい。図書館から借りてきた、オシップ・マンデリシュターム『詩集 石』読了。
詩集 石―エッセイ 対話者について (群像社ライブラリー)

詩集 石―エッセイ 対話者について (群像社ライブラリー)

J・ヴェスとJ・バガーの共著『超対称性と超重力』にざっと目を通す。久々に背伸び。時々背伸びしないとダメだ。
超対称性と超重力

超対称性と超重力