高橋洋一『統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる』/若松英輔『井筒俊彦』

晴。
プール。イオン。

高橋洋一『統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる』読了。読書の筋のよい人は読まなさそうな、キャッチーな題ではあるが、中身はしっかりしたものである。ただ、確率・統計の話は全体の三分の一程度。ベイズ確率の話が面白い。残りは震災復興などについてで、著者の鋭い意見が聞ける。震災復興に増税は絶対の禁じ手であることを説得的に述べているが、自分としては既に現状に絶望してしまった。どうやっても増税になりそうな勢いである。日本がさらに終ろうが、どうしようもない。
 しかし、日本人ってお人好しですね。何をされても、じっと我慢するのだなあ。

統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる (光文社新書)

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若松英輔井筒俊彦』読了。深い読書になった。日録に書く。著者には小林秀雄論も期待したいなあ。
井筒俊彦―叡知の哲学

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