『白村江』

晴。風強し。
遠山美都男『白村江』(isbn:4061493795)読了。「…倭国がこの地域を支配するために『任那日本府』とよばれる統治機構を置いたというのは、現在では『日本書紀』の虚構にすぎないと考えられている。」白村江の戦いで、唐の水軍より倭の水軍の方が規模が大きかった、というのは意外だった。ただ倭の方は、指揮系統が一本化されておらず、寄せ集めの水軍だったらしい。