量子力学

確率解釈

シュレーディンガー方程式に出てきた波動関数 は、いったい何を表しているのか。現在最もオーソドックスな説明は、 が、粒子の存在確率を表しているとする解釈である。これは、「確率解釈」と呼ばれる。これとは別の考え方をする学者もある。波動関数は本質…

シュレーディンガー方程式

ここでは空間座標は x のみの一次元で考える(三次元などに拡張しても同様)。振動数ν、波長λで x 軸の正の方向へ伝播する波は、 と書ける。

デルタ関数

デルタ関数δ(x) とは、任意の関数 f(x) に掛けて積分すると、 となるような関数である。

波数

波を と表したときの k を、波数と呼ぶ。これは「波の数」ではない。正しくは「単位距離あたりの位相変化」、あるいは「距離 2π(単位距離でないので注意)の中に入っている波の数」のことである。

前期量子論の二つの式

前期量子論から得られる式に、 と がある。Eは粒子のエネルギー、h はプランク定数、νは振動数。また、p は運動量、λは波長。