映像

「君に届け」(2009)を観る

大晦日。日曜日。夜のあいだに降ったようで(地面が濡れている)、起きてもぶ厚い雲で真っ暗。 NML で音楽を聴く。■シューマンのピアノ三重奏曲第一番 op.63 で、演奏はトリオ・ヴァンダラー(NML、CD)。随分とひさしぶりにこの曲を聴いたな。何十年ぶりか…

『コレクション瀧口修造10』 / 「色づく世界の明日から」(2018)を観る

曇時々晴。 スーパー。 マックスバリュ。いわし団子を買いに寄る。ここ、客が多いなあ。 梅の枝にジョウビタキが来ていた。 昼。 そういえば、「今年の漢字」は「税」であるそうだ。わたしはこの感覚、全然わからないな。今年、税に関する何があったというの…

山田太一作「冬構え」(1985)を観る

晴。 いまのわたしたち日本人、ほんとポンコツでダメだねえ。精神の全領域で底が浅く、学者から我々クズまでただマニアックであるにすぎない(それで博知であるとかんちがいしている)。消化力、自分の血肉にする力に乏しい。特に表面に出ている、人気のある…

李琴峰『ポラリスが降り注ぐ夜』 / 「月がきれい」(2017)を観る

雨。 NML で音楽を聴く。■ハイドンの弦楽四重奏曲第四十三番 Hob.III:58 で、演奏はサッコーニ四重奏団(NML)。Haydn: String Quartets Op.54アーティスト:Sacconi QuartetSacconi RecordsAmazon■ブリテンの弦楽四重奏曲第二番 op.36 で、演奏はベルチャ弦…

こともなし

雨のち曇。 昨晩は下らないアニメを観返しながら寝落ちしてしまう。やっぱり部屋が明るいままで寝るのは、すっきりしない。 外が暗いうちに目覚める。部屋を暗くして、一時間ほどふとんの中で、意識を保ったまま眠る、というような状態で過ごす。 老母が外で…

山田太一作「ながらえば」(1982)を観る / 「食料安全保障」という言葉について

晴。 大垣。 ミスタードーナツ大垣ショップ。エビ香るクリーミービスクパイ+ブレンドコーヒー457円。 ペソアの『不穏の書、断章』の続き。僕にペソアはいまひとつ合わないな。ペソアって、言葉の世界と日常が通じていなくて、日常から遊離した言葉の世界に…

モレラ岐阜へ「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」を観にいく

晴。いい天気。 朝一で本巣のモレラ岐阜へ、劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を観にいってきた。10:00開演で、10分前に到着。開始15分くらい宣伝映像なのだな。2000円。なんか特典で『青春ブタ野郎はスプリングデイズの夢を見る』…

「ストライクウィッチーズ」(2008)を観る

日曜日。曇。 昼。 NML で音楽を聴く。■バルトークの「二台のピアノと打楽器のためのソナタ」で、ピアノはニコラ・アンゲリッシュとマルタ・アルゲリッチ、打楽器はジャン=クロード・ジャンジャンブルとカミーユ・バスレ(NML、CD)。アンゲリッシュのピア…

こともなし

薄曇り。 詳述しないが、ノスタルジックな夢を見る。昭和の世界。いまもその気分の中にいる。 NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ協奏曲第四番 op.58 で、ピアノはルドルフ・ゼルキン、指揮は小澤征爾、ボストン交響楽団(NML、CD)。 昼飯の味噌汁…

「化物語」(2009)を観る

祝日(勤労感謝の日)。薄曇り。 NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ協奏曲第五番 op.73 で、ピアノはルドルフ・ゼルキン、指揮は小澤征爾、ボストン交響楽団(NML)。クッソ泣いたんですけど。この華やかな曲、僕は大好き。若き小澤征爾の巨きさと…

「みだらな青ちゃんは勉強ができない」(2019)を観る

頭が悪い、勉強ができなくなったというような夢のバリエーションを次々、延々と見る。頭の中で、様々、雑多な知識がごちゃごちゃになっていて、整理されていない。不快感。汚い。 夢。明治、いや江戸期のような木造の古い民家(白川郷の合掌造り、あるいは東…

「ホリミヤ -piece-」(2023)を観る

曇。のち晴。 NML で音楽を聴く。■ブラームスの交響曲第四番 op.98 で、指揮はゲオルク・ショルティ、シカゴ交響楽団(NML)。1978年の録音。ショルティはほとんど聴いたことがなく、以前から聴いてみようと思っていた。CD はマーラーの一番と四番をもってい…

「魂のまなざし」(2020)を観る

晴。 午前中ずっとぼーっとする。 昼すぎ、珈琲工房ひぐち北一色店。早く傾いてきた日差しの中で、前に真っ直ぐに伸びる田舎の幹線道の、フロントガラスからの秋の景色が美しい。完璧な世界だと思う。 中公文庫新刊の、富士正晴『不参加ぐらし』を読み始める…

人生の意味について / 岐阜県美術館にて「越山若水が育んだ美」展を観る

曇。 NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第一番 BWV825、第三番 BWV827 で、ピアノはイルマ・イサカーゼ(NML、CD)。これは粗削りだが、個性のあるピアニストだ。グルジア(ジョージア)出身。ゴルトベルク変奏曲の録音が、音がよくて話題になったら…

「境界の彼方」(2013)を観る

日曜日。晴。 まだ暗いうちに目覚めるが、そのままうとうとする。心のオートマチズムが深くて遠い辺境を掘り、小さな白い光の渦がたくさん視界中にちらばる。 何か印象的な夢を見たはずだが、覚えていない。ベッドから起きて円錐の上方に戻ってくるのが大変…

「ケイコ 目を澄ませて」(2022)を観る

晴。いい天気。 スーパー。五倍ポイントの日。 昼から珈琲工房ひぐち北一色店。 クロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』(原著1962、邦訳1976)を再読し始める。わかってはいたが、レヴィ=ストロース、頭がよすぎて、めっちゃむずかしい。わたしの能力…

東浩紀『訂正する力』

晴。 50分ほど散歩。 イチゴの苗。 かつて鉄道の線路があって、踏切の場所。 少し汗ばんだ。歩きたいときに歩ける季節はいい。 昼。 ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルクリーム+ブレンドコーヒー462円。 種村季弘さんの『ビンゲンのヒ…

茅辺かのう『アイヌの世界に生きる』

薄曇り。 NML で音楽を聴く。■デュティユーの「夜はかくの如し」で、演奏はベルチャ弦楽四重奏団(NML、CD)。 スーパー。なぜか「うすピーナ」をまちがえて2袋買ってしまう。 昼寝。 珈琲工房ひぐち北一色店。コーヒーに一息つく。 茅辺かのう『アイヌの世…

こともなし

晴。 森の中でキノコや、あと透明なゼリー状の植物(たぶん実在しない)などを見つける夢を見る。 今朝は航空自衛隊岐阜基地の戦闘機がひっきりなしにやたらと飛ぶな。来月「航空祭」があるからかな。今年はブルーインパルスが来るみたいだ。航空祭のブルー…

「トニカクカワイイ(シーズン2)」(2023)を観る

晴。 午前中はずっとブッ倒れていた。昨日聴いたヴィキングル・オラフソンを消化するのはやっぱり大変だ。 長時間、昼寝。 昼から居間の PC の Ubuntu Budgie 18.04 LTS を 20.04 LTS にアップグレードする。夕方までかかったな(でも、やることは至極簡単)…

スタニスワフ・レム『完全な真空』

晴。 NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十三番 K.488 で、ピアノはダニエル・バレンボイム、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML)。ざっくり大ぶりに捉えて、おおらかに音楽を提示してみせる、さすがは現代の巨匠で、凡百の遠く及ぶ…

「トニカクカワイイ」(2020)を観る

曇。 NML で音楽を聴く。■バッハのイギリス組曲第六番 BWV811 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテル(NML、CD)。リヒテルが巨大すぎてしんどくてブッ倒れた。 スーパー。客少なし。 昼。晴れたり曇ったり。 県営プール。今日もほとんどひとり旅。プールサ…

「その着せ替え人形は恋をする」(2022)を観る

晴なれど雲多し。 起きてなかなかよい精神状態で、僕がクリエイティブな人間ならうまく仕事に入れそう、という感じなのだが、残念なことにすることのない凡人である。で、仕方ないのでぼーっとしている。本を読んだり音楽を聴いたりなどすれば、この状態は崩…

「ドイツ・グラモフォン ベスト・オブ・ベスト selected by 坂本龍一」を聴く / 「無職転生II」(2023)第1クールを観る

晴。 スーパー。土曜日なのでレジがめっちゃ混んでいた。セルフレジで現金が使えない台など、混乱している人がいたりして、たいへんだ。もっと店員が列に付いて誘導しないといけないのではないかな。 昼食の半田めんはわたしが茹でるのであるが、今日はちょ…

西村賢太『寒灯』

晴。 昧爽起床。起きると夏の寝間着では肌寒いくらい。 この秋初めて長袖の部屋着を着た。 NML で音楽を聴く。■マーラーの交響曲第五番で、指揮はクラウディオ・アバド、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML)。現代的なマーラー演奏の到達点。マーラー…

ムダに少子化を考える / 桑野隆『バフチン』 / 「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」(2021)を観る

晴のち曇。涼しい。 少子化の原因として、そもそも結婚しない、また、結婚しても子供を作らない、ということが考えられる。後者、「結婚しても子供を作らない」は経済的原因と、そうでないのに分けられる。経済的原因ならば、それを支援すればよい。また、そ…

こともなし

日曜日。晴。俄に涼しくなった。 九時間くらい寝た。 NML で音楽を聴く。■武満徹の「ロマンス」「二つのレント」「遮られない休息」「ピアノ・ディスタンス」「フォー・アウェイ」で、ピアノは福間洸太朗(NML、CD)。 昼寝。 長時間ぼーっとする。 ■モーツ…

パスカル『小品と手紙』 / 「すずめの戸締まり」(2022)を観る

曇。 NML で音楽を聴く。■ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第三番 op.108 で、ヴァイオリンはクリスチャン・フェラス、ピアノはピエール・バルビゼ(NML、CD)。■ブラームスのシューマンの主題による十六の変奏曲 op.9 で、ピアノはガブリエレ・カルカーノ…

「花咲くいろは」(2011)を観る

日曜日。曇。 昨晩は風呂から出たらすぐに、灯りを点けたまま寝てしまった。深夜いったん目覚めるもまた眠り、結局九時間か、十時間くらい寝た。 NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第二番 BWV813 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリス(NML)。いつ…

社会科学化した生

曇。 社会科学化した生。我々は生きることから概念を抽出するのではなく、概念によって、概念の中で、概念に合わせて生きるようになってきている。生=概念。概念という型に嵌めた生。人文学の凋落は、そういう時代思潮と関係があるだろう。人文学は、まさに…