曇。
甥っ子の勉強を見る。
昼食は甥っ子、妹と博多ラーメン「まっしぐら」にて。
スーパー。
夕方まで三時間あまり、ごろごろ。
東大作『内戦と平和』読了。国連が大事って本。下らない感想でごめんなさい。
もう少しだけ丁寧にいうと、現代において平和を構築するには、国連の役割がますます重要になってきているという話。さて、では国連って何なのか。わたしはよく知らない。本書のまとめによれば、一つは各国家の貢献する国連。これは各国家に属する代表が、各国家のために行動する。また別に、予算をもった国連に属し、国連から給料をもらう、国連職員による国連。彼らは国連のために働く。そして最後に、以上のいずれでもないが、
NGO などに属して外部から国連を支援する人たち。ということらしい。ってこれはわたしの記憶で勝手にまとめたので、正確には本書に当たられたい。で、著者はこの中のどれなのか、わたしにはよくわからない。もともとは
NHK のディレクターだったそうである。
なお、本書にあるのは国連が成功した事例が多く、うまくいかないことがあっても、最終的には「ハッピーエンド」っぽく書いてある。それはそれで事実なのかも知れないが、国連が大失敗した例もたぶん、実際にはあったと思う。それもちょっと知りたい気がしたが、まあそれは多くを望み過ぎか。
それから、日本の貢献も、すばらしいものばかりだったように書いてある。実際にたくさんの成功例があったのかも知れないが、どうもそれだけだったのだろうか。わたしは何も知らない。仮に失敗があったとして、わたしは人間は失敗からこそ学ぶような気がしているのだが。それもわたしの思い込みかも知れないけれど。
また、本書オビの惹句「『平和国家』日本にこそ果たせる役割がある」というのは、それが事実かどうかは別として、本書の内容紹介としてはミスリードではないかと思う。本書の中身はほとんどそうではない、上に書いたように、国連の役割を強調する本である。多少イデオロギー臭を感じさせる文句ではないか。わたしはサヨクだし、それがいけないというわけではないけれど。