こともなし

日曜日。雨。

朝食にフレンチトーストを食す。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴァイオリン・ソナタ ト長調 BWV1019a で、ヴァイオリンはラインハルト・ゲーベル、チェンバロはロバート・ヒルNMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十八番 op.101 で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。■福島和夫の「春讃」で、フルートはエベルハルト・ブルム(NMLCD)。

二時間ほどごろごろ。

昼食は焼きそば。うまかった。


100分くらい散歩。始め晴れていたのだが、桜にたどり着いたあたりで曇った。



高速道路のり面に咲く連翹。












「桜まつり」の提灯が景観を損ねているような気もするが、まあいいか。

あるブログを読んでいたら「新型コロナウイルスの驚異」というタイポを見つけたのだが、これで意味が通らないこともないなと思ったり。

東大作『内戦と平和』

曇。

甥っ子の勉強を見る。

昼食は甥っ子、妹と博多ラーメン「まっしぐら」にて。
スーパー。

夕方まで三時間あまり、ごろごろ。


東大作『内戦と平和』読了。国連が大事って本。下らない感想でごめんなさい。

もう少しだけ丁寧にいうと、現代において平和を構築するには、国連の役割がますます重要になってきているという話。さて、では国連って何なのか。わたしはよく知らない。本書のまとめによれば、一つは各国家の貢献する国連。これは各国家に属する代表が、各国家のために行動する。また別に、予算をもった国連に属し、国連から給料をもらう、国連職員による国連。彼らは国連のために働く。そして最後に、以上のいずれでもないが、NGO などに属して外部から国連を支援する人たち。ということらしい。ってこれはわたしの記憶で勝手にまとめたので、正確には本書に当たられたい。で、著者はこの中のどれなのか、わたしにはよくわからない。もともとは NHK のディレクターだったそうである。
 なお、本書にあるのは国連が成功した事例が多く、うまくいかないことがあっても、最終的には「ハッピーエンド」っぽく書いてある。それはそれで事実なのかも知れないが、国連が大失敗した例もたぶん、実際にはあったと思う。それもちょっと知りたい気がしたが、まあそれは多くを望み過ぎか。
 それから、日本の貢献も、すばらしいものばかりだったように書いてある。実際にたくさんの成功例があったのかも知れないが、どうもそれだけだったのだろうか。わたしは何も知らない。仮に失敗があったとして、わたしは人間は失敗からこそ学ぶような気がしているのだが。それもわたしの思い込みかも知れないけれど。

また、本書オビの惹句「『平和国家』日本にこそ果たせる役割がある」というのは、それが事実かどうかは別として、本書の内容紹介としてはミスリードではないかと思う。本書の中身はほとんどそうではない、上に書いたように、国連の役割を強調する本である。多少イデオロギー臭を感じさせる文句ではないか。わたしはサヨクだし、それがいけないというわけではないけれど。

堀江敏幸『戸惑う窓』

雨。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト短調 BWV1029 で、ヴィオラ・ダ・ガンバはヤープ・テル・リンデン、チェンバロはヘンク・ボウマン(NMLCD)。この曲、特に好きだな。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十七番 op.90 で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。■福島和夫の「伽陀迦廬那」、「風の輪」で、フルートはエベルハルト・ブルム、ピアノはシュテッフェン・シュライエルマッハー(NMLCD)。何でこの人、作曲を止めちゃったのだろうな。

少しだけ家事。

シューベルト弦楽四重奏曲第十四番 D810 で、演奏はヴィジョン弦楽四重奏団NML)。いわゆる「死と乙女」。これはよいな。とてもよい。このカルテットの初めてのアルバムかな。

Memento -Digi-

Memento -Digi-

ショパンのバラード第一番 op.23 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウスNML)。バックハウスショパンか、よく知らねーけどあんまり聴く気しないな、まあ一曲くらい聴いてみるかと聴いてみたら、心を揺すぶられた。すごくよかった。吉田秀和さんじゃないけれど、なんて美しい音だろう。すっぱい(?)みたいな。で、ごつごつとしていて。こういうピアニストは二度と出ないな。かつてはバックハウス、よく聴きました。
Chopin Recital

Chopin Recital

  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
フォーレノクターン第四番 op.36 で、ピアノはフランソワ・デュモン(NMLCD)。

昼食。

ブラームスの二つのラプソディ op.79 で、ピアノはエレーヌ・グリモーNMLCD)。■ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第二組曲で、指揮は佐渡裕、トーンキュンストラー管弦楽団NMLMP3 DL)。美しい演奏。佐渡さんは音の重ね方が特徴的、独特である。


少し昼寝して、そのあとしばらくごろごろする。

老父が挿し芽した椿が、きれいに咲いた。雨に濡れている。

フォーレノクターン第五番 op.37、第六番 op.63、第七番 op.74 で、ピアノはフランソワ・デュモン(NMLCD)。■ショパンマズルカ第十七番 op.24-4、第二十番 op.30-3、第二十四番 op.33-3 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウスNML)。


堀江敏幸『戸惑う窓』読了。

戸惑う窓 (中公文庫)

戸惑う窓 (中公文庫)

こともなし

晴。

大垣。
ミスタードーナツ大垣ショップ。ホット・スイーツパイ りんご+ブレンドコーヒー。『本の虫の本』を読む。岡崎武志さんの文章が好きだとあらためて思う。

某所の事務がエラソーなのに無能なので困る。まあ、世の中にはいろんな人がいるので仕方がないのだけれどなあ。


カルコス。数学か物理とプログラミングがうまく結合した本が読みたいのだけれど、そういう本はなかなかない。機械学習ディープラーニングなんぞあたりはそういうものかも知れないが、あんまり興味がないのだよなあ。じっくり読んで基礎的な実力がつくものが欲しい。いまプログラミングは時代の花形すぎて、即効性を求められており、そういう本しか田舎の本屋にはないのだ。英語の本をアマゾンか何かで買って頑張って読むしかないのかなあ。

昼食はコメダ珈琲店各務原那加住吉店。ミックストースト+ブレンドコーヒー1070円。Julia言語などの多重ディスパッチは確かに便利であり、それは Ruby にはないが、オブジェクト指向トレードオフの関係にあるわけだ。だから、Julia では「メソッド」という発想がなく、したがってメソッドチェーンも含む「.」による可読性の高さを放棄せざるを得ない。Ruby は書きやすさと可読性の高さを重視するところがあるので、ダックタイピングなどによるその行き方は必ずしも悪くないように思う。それから、実装はきれいにはいかないが、多重ディスパッチのようなことができないわけでもないし。……とかいうようなことを考えていた。


夕方、スーパー。商品を出す時間の前らしく、ナマものが全然なくてどうしようもなかった。

午後は AtCoder をやる。すらりと4問解けてちょっとうれしい。
https://marginalia.hatenablog.com/entry/2020/03/26/145256

武満徹対談集『音楽の庭』

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ニ長調 BWV1028 で、ヴィオラ・ダ・ガンバはヤープ・テル・リンデン、チェンバロはヘンク・ボウマン(NMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十六番 op.81a で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。■福島和夫(1930-)の「レクイエム」、アルト・フルートとピアノのための「エカーグラ」、「中有」から3つの小品、「冥」で、フルートはエベルハルト・ブルム、ピアノはシュテッフェン・シュライエルマッハー(NML)。うーん、これは…。すばらしいというのか、才能を感じるというか、うまくいえないけれど、これはわたしの感性にはないものだ。もっと聴いてみたい作曲家だけれど、NML にはそれほどない。(追記:そもそも、もともとの作品数が非常に少ないのだな。)まとまった作品集としてはこのアルバムが唯一のようであり、あとはバラバラに入っているのを聴くしかないな。しかし、時々こういう人にぶちあたるものだな、音楽を聴いていると。

Compositions Pour Flute

Compositions Pour Flute

  • アーティスト:Fukushima
  • 発売日: 1994/04/11
  • メディア: CD
福島和夫は「実験工房」のメンバーのひとりで、先日読んでいた立花隆氏の武満徹インタヴューにも何度も名前が出てきた筈である。まだ御存命であるようだが、早くに作曲から遠ざかってしまわれたというように覚えているけれども…。「エカーグラ」は武満の「弦楽のためのレクイエム」と共にストラヴィンスキーに絶賛された。

スーパー。帰りにこの春初めてツバメを見た。

昼からコメダ珈琲店各務原那加住吉店。たっぷりブレンドコーヒー530円。図書館から借りてきた、武満徹対談集『音楽の庭』読了。だいぶ古い本(1981年刊行)だが、どの対談もおもしろかった。最後の、数学者・広中平祐先生とのが、わたしには特におもしろかったですねえ。広中先生は音楽のことはあまり御存知ないようであるが*1、さすがにその道の超一流だけあって、武満さんと興味深い言葉のキャッチボールをなさっている。武満さんの問いかけに、数学は日本人なら日本人ということと関係があるかというのがあって、先生の応答は、それはあるような気がする、ただ、出来上がった論文からは消えてしまうけれどもという感じだったが、武満さんはおもしろく聞かれたようだった。広中先生の応答はわたしにも納得のいくもので、例えばそのあたりが意識的だった大数学者に岡潔先生があって、岡先生の「層の理論」というのは、まったく東洋の情緒の世界の(確信犯的な)数学化だったそうであるが、西洋の一流数学者にリライトされると、使い勝手のよい(らしい)抽象的な理論になってしまったというのを読んだことがある。
 それにしても本書で武満さんが対談している人たちのジャンルの幅が広くて、さすがに武満さんは様々な感性と接続しているなあという認識を新たにした。そして、武満さんの危機感はとても杞憂などでなく、いまではそれがもっと表に出てはっきりしてきたように思える。武満さんはそういう言葉では語っていないが、わたしの言葉でいうと、現代人におけるコスミックな感覚の欠如というか。現代人は論理的すぎて、かそけき声に耳を傾ける能力を失ったとかいいたいが、ちょっと主語が大きいかな。論理というものは堅固で確実であるが、粗っぽいのだ。そればかりでいくと、乱暴なことになる。

 

帰りに市民公園に寄って、散歩。











桜がまだ少ししか咲いていないので、人が少なくて存分によい天気を楽しめた。
それから、市の桜祭りはやはり中止だそうである。市民公園には宴会するなという看板が立っていた。


夜は AtCoder の過去問を解いていた。
https://marginalia.hatenablog.com/entry/2020/03/25/235624

*1:後記:これはわたしの誤り。Wikipedia によると、若いときは独学ながらピアニストを目指しておられたそうである。

こともなし

晴。
早起き。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト長調 BWV1027 で、ヴィオラ・ダ・ガンバはヤープ・テル・リンデン、チェンバロはヘンク・ボウマン(NMLCD)。■メシアンの「われ死者の復活を待ち望む」で、指揮はベルナルト・ハイティンクロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団NML)。

Messiaen;Quartet End of Time

Messiaen;Quartet End of Time

モーツァルトのディヴェルティメント ニ長調 K.205 で、演奏はウィーン八重奏団のメンバー(NML)。

ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第十五番 op.144 で、演奏はドビュッシー四重奏団(NML)。
STRING QUARTET 15/PIANO Q - V/

STRING QUARTET 15/PIANO Q - V/

 
ネットで新型コロナウイルス禍について、またまたオレが正しいとかあいつ(ら)はクズだとかやっていて、わたしはまあそういうのがくだらんというつもりはなくて、現在大量に生息している正義の味方たちのおかげで世の中はどんどんすばらしくなっているというし、結構なことであるが、また一方で人間の「くだらん化」もどんどん進行しているのは疑いないとわたしには思われて、でどうするというのもなくて、ま、皆んなすごいですねと言っておくかという感じで、わたしはあいもかわらずますます時代遅れで何かいうのも唇寒しというところであるらしい。

ウチの桜が開花した。

いつも他よりちょっと遅い。

夕方、ドラッグストア。


東大作『内戦と和平』を読む。現代において起きる戦争のほとんどが、内戦だという。本書はわたしの知らない細部に満ちているが、戦争ということに関してはさほど驚くような話はいまのところない。基本的に大きなレヴェル、つまり政治と和平プロセスについての本で、理論の記述も少なくなく、そういう意味ではエリート向けといえるのかも知れない。そして、わたしはエリートではない。いずれにせよ、とても興味深く読んでいる。「平和構築」というのはパズルを解く、あるいはゲームをするようなものだという気が読んでいてした。

こともなし

晴。
早起き。

NML で音楽を聴く。■バッハのトッカータ ニ長調 BWV912、嬰ヘ短調 BWV910 で、チェンバロ鈴木雅明NMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十五番 op.79 で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。■メンデルスゾーンピアノ三重奏曲第二番 op.66 で、演奏はフェニックス・ピアノ三重奏団(NMLCD)。
 
母診察。再手術、再々手術の原因になった部分の傷はよく治ってきているらしい。そこは苦労したので、よかった。最初の手術の傷の治りはよくない。栄養状態はよくはなってきているらしいが、それがまだまだなのだと素人考えでは思う。もっと栄養状態が改善しても治らなかったら、別の方策が採られねばならないだろうな。

昼食はほっともっとで購入。

二時間ほどごろごろ。
肉屋。スーパー。

夕方、少しだけ散歩。


ホトケノザ



今年は是非ツクシを採ろうと思っていたのだが、三四日遅かった…。出る時期をよく知らないので、こういうことになる。

夕飯はひさしぶりにウチのカレー。お肉たっぷり。

心が空疎で何もしたくない感じ。Empty mind.

武満徹対談集を読む。