こともなし

昧爽起床。雨。

NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第一番 BWV812 で、ピアノはアレクサンドラ・パパステファノウ(NML)。かなり崩した演奏だし、装飾音も多めに付いているけれど、よい演奏だ。何だかしみじみするところがある。ピアニストはギリシア人っぽい名前だな。

スカルラッティソナタ K.51, K.52, K.53, K.54, K.55 で、チェンバロスコット・ロスNML)。これはスコット・ロススカルラッティソナタ全集が NML に入るということなのか。それともサンプル的にこの一枚なのかな。スコット・ロスは38歳でエイズで亡くなった、不世出のチェンバロ奏者。すばらしい演奏である。

■バッハの前奏曲ハ短調 BWV999、リュート組曲ホ短調 BWV996 で、ギターはバルバラ・ポラシェク(NML)。

老母の病の再発がはっきりした。一月前におおよそわかっていたことなので、まあ残念という感じ。検査しなければ見逃す程度のものではあるが、場所が面倒なので前よりは大きな手術になりそう。手術は年明け一月の中頃の予定。この日記はふつうに書くつもりです。

今日より、母から少しづつ簡単な料理を習うことになる。前の入院のときは急のことだったので、病室で訊いていたりしたからね。ちなみにわたしはめっちゃ不器用である。気づきがいろいろあってオモロイ。

早寝。

こともなし

日曜日。早起き。晴。
まだ頭に物理が残っている。

NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番 BWV1004 で、ヴァイオリンはジェラール・プーレNMLCD)。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第二番 op.18-2 で、演奏はミロ・クァルテット(NMLCD)。よい。
 
甥っ子の勉強を見る。午前中二時間半、午後一時間がんばりました。昼食に皆んなで、珈琲工房ひぐち北一色店にてオムハヤシを食べる。コーヒーがおいしい。


一時間ほど散歩。いい天気で風もなく、歩くには最高の日和。テキトー写真です。
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早寝。

安永祖堂『坦翁禅話』

晴。
昨晩は安永祖堂老師の『坦翁禅話』を読んで寝た。

坦翁禅話

坦翁禅話

 
NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番 BWV1006 で、ヴァイオリンはジェラール・プーレNMLCD)。
 
今日は甥っ子の勉強を見たわけだが、試験勉強で午前中二時間半、昼からは五時間半の計八時間、物理だけを勉強した。いや、よくやったなあ。結局、お昼ごはんも夕ごはんも食べていってさっき帰った。明日も来るらしい(笑)。ちょっとやる気になっているのだよなあ。結果が出るといいなあと思う。おじちゃんも結構大変だったですので、今日は早く寝ます。

檜垣立哉『ドゥルーズ 解けない問いを生きる』

昧爽起床。

NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第三番 BWV1005 で、ヴァイオリンはジェラール・プーレNMLCD)。■モーツァルトの弦楽五重奏曲第五番 K.593 で、演奏はリンゼイ四重奏団、ヴィオラはルイーズ・ウィリアムズ(NMLCD)。

晴。
ベートーヴェン弦楽四重奏曲第一番 op.18-1 で、演奏はミロ・クァルテット(NML)。ミロ・クァルテットによるベートーヴェン全集。いや、これ古典的でよいじゃないか。ミロ・クァルテットについては何も知らないが、聴くべき演奏者と感じる。残りを聴くのが楽しみ。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第七番 op.30-2 で、ヴァイオリンはロレンツォ・ガット、ピアノはジュリアン・リベール(NMLCD)。よい。■シューマンの交響的練習曲 op.13 で、ピアノはアンナ・カヴァレローヴァ(NML)。まったく知らないピアニストで、NML 初登場らしいが、驚いた。正攻法で、過去の大家たちに挑もうというのか? これは無謀でつらい道だ。

ラフマニノフの「コレッリの主題による変奏曲」 op.42 で、ピアノはアンナ・カヴァレローヴァ(NML)。スケールの大きいラフマニノフ。ピアニスト自身のホームページによるとロシアの出身らしいが、まったくロシアってのはいまでも飛んでもない音楽家が出てくるな。いまは、イスラエル中心に活動しているようだ。■ニコライ・カプースチン(1937-)の変奏曲 op.41 で、ピアノはアンナ・カヴァレローヴァ(NML)。これは一転してジャズ風の、都会的なセンスに溢れた演奏。タッチもクールでちがう。うーん、驚かされるなあ。英語でぐぐってもほとんど何も出てこないところがなんとも。世界はこのピアニストに気づくのでしょうかねえ。ああ、このアルバムは「変奏曲」ということで一貫しているわけか。

好天。昼から県営プール。

「学びの森」を歩く。市の公園ですね。赤ちゃん連れの家族や年配の方々、あとは写真を SNS にでもアップしたい女性たちとか。
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コメダ珈琲店那加住吉店。たっぷりブレンドコーヒー530円。ルシア・ベルリンを読む。これで三分の二あまり読んだか。

自分の論理の正しさに酔う人間がほぼ例外なく人の道を踏み外すのは何故か、ということを論理的に考えたいのだが、そのための武器(まさに武器だ)として、いまや読んでもムダ、意味がないとされる小林秀雄吉本隆明中沢新一といった人たちしかわたしがもっていないというのは、どういうものなのだろうか。何かわたしはどうにかしている、どこかおかしい、のか。たぶんそうなのだろうな。

もちろん、感情が論理に裏打ちされないと、ほぼ確実に誤る。それも事実。そのあたりの匙加減を自由自在にやるのは、おそらくわたしには一生許されていない。たどたどしく、失敗しつつやるしかない。これまでも失敗してきた。


檜垣立哉ドゥルーズ 解けない問いを生きる』読了。

ドゥルーズ (ちくま学芸文庫)

ドゥルーズ (ちくま学芸文庫)

ミシェル・ウエルベック『セロトニン』

早起き。曇。

NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第二番 BWV1003 で、ヴァイオリンはジェラール・プーレNMLCD)。■ハイドン弦楽四重奏曲第六十七番 Hob.III:82 で、演奏はハンソン四重奏団(NMLCD)。
 
大垣。
ミスタードーナツ 大垣ショップ。ホット・セイボリーパイ りんご+ブレンドコーヒー394円。ルシア・ベルリンを読む。

昼から米屋。肉屋。スーパー。


図書館から借りてきた、ミシェル・ウエルベックセロトニン』読了。荒んでいるなあ。主人公は農政関係のフランスのエリートであるが、幸せになれる筈の恋愛を自業自得的に破壊してしまい、鬱になり(ゆえに「セロトニン」)、転落し続け、最後は自殺することが暗示(いや、明示?)されて本書は終わる。どこにも希望がない。セックスに関する露骨な描写が大量に撒き散らされ、車や銃がガジェットである。主人公は、日本人のユズという、どうしようもなくセックスに狂った上層階級の女にうんざりしている。畜産業に従事する貴族の友人は、尻軽な妻に逃げられ、娘たちを失い、事業も立ち行かなくなって銃で自殺する。本訳書の著者紹介にウエルベックは「現代ヨーロッパを代表する作家」とあるが、まさにそれゆえにかくも荒んだ小説を読んでいるわけだけれども、これが現実、これが現代というわけか。まったく、極東の貧乏な田舎者には想像を絶する世界だ。昨日などは本書を読んでいて、じつに不愉快な気分になった。ひどい小説ではないかも知れないが、ひどい話である。凡庸な疑問なのだが、何でそんなことになっているの? 主人公はそんなに頭がよいのに? 日本のエリートもこんな感じなのですかね。知らぬ。

しかしまあ、考えてみれば、日本のネットの雰囲気もこんなものといえばこんなものか。今日もあるはてブをつい読んでいて、うんざりしたっけ。お前ら、なに聴いた風なことばかり言っているの? 何でそんなに人生も人間もわかったつもりでいるの? いや、かしこいんですね、まったくね。

どうでもよい。


檜垣立哉を読む。

魔法少女まどか☆マギカ」第3話を観る。
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現代詩文庫『続・白石かずこ詩集』

曇。

NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第一番 BWV1002 で、ヴァイオリンはジェラール・プーレNMLCD)。■バッハのパルティータ第六番 BWV830 で、チェンバロは辰巳美納子(NMLCD)。よい。広い射程。■スメタナピアノ三重奏曲 op.15 で、演奏はボザール・トリオ(NMLMP3 DL)。■ラヴェルの「ラ・ヴァルス」で、指揮はアンドレ・ブロック、リール国立管弦楽団NML)。

老父母の部屋の障子を張り替えるのを、少しだけ手伝う。僕の部屋の本が重いらしく、引き戸があんまり動かないのだよ。

老父の畑のいもが豊作。
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ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルクリーム+ブレンドコーヒー407円。ルシア・ベルリンを読む。なるほど、これはゆっくり読みたい。図書館の次の人の予約が入っているから、それまでだけれどね。

昨日から雪虫が飛んでいる。今日はイオンモールの駐車場でたくさん見た。帰ったら家にもいた。

図書館から借りてきた、現代詩文庫125『続・白石かずこ詩集』読了。

続・白石かずこ詩集 (現代詩文庫)

続・白石かずこ詩集 (現代詩文庫)

 
早寝。

こともなし

晴。

昨日読んだ pha さんの本からは、思い出すことがいろいろとある。例えば、優秀なサラリーマンとしてバリバリ働いてお金をたくさん稼いでいるのはよいが、使い方がわからず、それを元手に FX 投資をしている知人の話。それでお金がさらに増えればよいけれど、それはどうもギャンブルにハマるのと一緒だよね。pha さんは、お金をたくさん稼ぐ人には、お金の使い方が雑な人が多いと書いているけれど、なるほどなあと思う。pha さんは知人が多いので、自分のリアルな見聞なのがすごい。というか、そういう人たちを冷静に見ていられてそして淡々と貧乏暮らししていられるのもまたすごい。pha さんは今どきの「コストパフォーマンス」という言葉をよく使われるけれど、それはお金を雑に使わない、お金がなくても結構楽しく生きられるという意味なのだと思う。pha さんはキュウリとかゴーヤとか育てていて、こういう蔓性の植物は一時間くらいでも伸びているのがわかるのが楽しい、そういう感じで生活を楽しめる人なのだ。
 ただ、pha さんのやり方は基本的にネットと都会が前提で、田舎メインで暮らすようにはなかなかなっていないけれど、そこは我々で考えていくべきところだなと思う。でも、田舎はリソースが余っていて、お金がさらにかからないという説得的な話もあったな、そういや。それはそのとおり。pha さんが正確に指摘していたとおり、田舎は閉鎖的でヨソモノを排除するという一般的傾向があるので、そこらをどうするかということだが。田舎の人は義理堅いが、ズルくて自分勝手(これが矛盾じゃないのですよ)というところは実際にある。

午後、図書館。予約を入れて二月あまり待ったルシア・ベルリンを借りる。

ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。フレンチクルーラーブレンドコーヒー385円。先ほど借りた『掃除婦のための手引き書』を読み始める。短篇集。すぐに、レイモンド・カーヴァーが連想される。カーヴァーに影響を与えているそうだから、当り前なのかも知れない。これまでほぼ未邦訳の作家だったとは驚きだが、ルシア・ベルリンは本国でも再評価されたところというから、そうなっているのだろう。女性のハードボイルドだという感じ。100ページも読んでいないが、そこまでにしておく。

もう少し何か読みたい気分だったので、新書本でもと思いイオンモール内の本屋へ行ってみたが、特に何もなし。ショパンのピアノ協奏曲第一番の終楽章が静かに流れていた。ここはよくショパンが流れているな。もしかして、ショパン・チャンネル(?)か何かなのか。イオンの外へ出たら、五時前なのに既に真っ暗だった。


NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第一番 BWV1001 で、ヴァイオリンはジェラール・プーレNML)。

Bach,J.S.: a Violon Solo

Bach,J.S.: a Violon Solo

■ブクステフーデの「前奏曲、フーガとシャコンヌハ長調前奏曲 ト短調、「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」、パッサカリア ニ短調で、オルガンはヴァンサン・ブーシェNML)。ブクステフーデが若きバッハに多大な影響を与えたことは知っていたが、これほどの巨人だったとは。もっと聴いてみたいな、ブクステフーデは。

モーツァルト弦楽四重奏曲第十五番 K.421 で、演奏はリンゼイ四重奏団(NML)。
String Quartet

String Quartet

■内藤明美の「旅」で、フルートはタラ・ヘレン・オコーナー、ヴィオラはリチャード・オニール、ハープはジューン・ハン、「サンクチュアリ」で、アコーディオンはクラウディオ・ヤコムッチ(NMLCD)。■ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第三番 op.12-3 で、ヴァイオリンはロレンツォ・ガット、ピアノはジュリアン・リベール(NML)。よい。